GN125H整備手帳

2008.11.24

チェーン張り調整

■初期伸びしたと思うから

金属には初期伸びという現象があるらしく、ワイヤー、チェーンといったものには特に現れやすい。 どの程度伸びたのかは記録していないが、400キロ程乗ったので初期伸びはある程度出たと思うので調整してみた。 リアのナットを緩めアジャスターで張りを調整。まぁ、ママチャリのリアタイヤ交換をしたことがあればサイズがでかくなった程度のことでしかない。

チェーン下側の中心部あたりの遊びが10-20mmに入るようにせよと、オーナズマニュアルには書かれている。なので、この数値に入るように調整する。 チェーンカバーを外しなにげにチェーンラインを確認すると、なんか曲がってる。ココで少しキレ気味。

アクスルナットを緩めるのだが左側は17mm、右側が19mmであった。共回りするので回り止めは必要だ。

アジャストナット(12mm)でチェーンの調整をするが、チェーンの張りを出してからチェーンラインを出していく。 本来ならチェーンライン優先よりタイヤの向きのほうが重要だが、チェーンラインで合わせて実装してみて直進性に問題があればタイヤの向きを疑うことにしてみる。 また、必ずといってよいほどチェーンには張りの強いところと弱いところが出てくるので、タイヤを回し張りの強いところで指示幅に入るようにする。

調整終わりチェーンラインを出していく。チェーンがまっすぐになっていればよい。 チェーンカバーには位置合わせの棒があるのであせらず取り付けたい。 調整が終わり、ナット類の締め忘れが無いか確認したら、ブレーキの効きの確認も忘れずに。若干でも動いているので軽くブレーキが掛かっている場合がある。

すべて完了したら試走する。やはり調整前はチェーンラインがずれていたのか調整後はチェーンの音がかなり小さくなった。 しかもエンジンブレーキの効きも緩くなっている。かなりのフリクションロスだったんだなと実感する。

タイトルへ
inserted by FC2 system