GN125H整備手帳

2009.4.15

キャブの確認~その2~

前回(その1)の最後に減速時のマフラーからの異音(パンパンという感じ)が消えていなかった。 気に留めるほど大きな音ではないのだが一回気にしてしまうとやはり気になる。
気になっていても仕方が無いので少しだけキャブをばらしてみた。

今回は少しだけキャブを外す手順を追っていこうと思い少しだけ写真を撮ってみた。 いつものことだが作業後半になると写真を取るのが面倒になってきているので、ここに掲載している手順だけでキャブが外せると思ったら大きな間違えと思って欲しい。

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最初の一歩が肝心ということでタンクコックをきちんと閉める。ここから行こう。 万が一閉め忘れてでもしたら、ガソリン大量流出になる。 10リットル程度のガソリンを大量と思うか微妙なところだが、こぼした臭いは結構なものだと思うのできちんと確認して欲しい。


逆光の為暗い写真だがフロート室のドレンからガソリンを抜く。 大きな写真には赤丸を付けておいたので確認してもらいたい。 抜いたガソリンは何かで受けておくこと。20cc程度は出るかな? 抜いたガソリンはタンクに戻してあげている。気になる人は他の方法で処分してもいいだろう。 オロナミンCの瓶で受けておけば元気ハツラツになるだろう。


03 04

かなにピンボケで何が写っているのか分からないが、シートのベルトのナットと、シートのボルトを写している。 何も必ずシートを外さなくてはいけないわけではないが、後々の作業がかなり楽になるので外してみた。 もし、初めてキャブを外すならシートを外して感覚をつかんでおきたい。


シートを外すと黒い箱、多分CDIが有りその下にエアクリーナーの取り付けボルトが見えてくる。 この2本のボルトとボックス下にあるボルトを外しエアクリーナーの固定を解除する。勉強したい人は外してもいいと思うが、わたしは外したことは無い。


ここまでするとキャブの前後のホースバンドを緩めるだけで簡単にキャブが外れる。 あまりにも抵抗が無く抜けるので2次エアーを吸い込んでいる錯覚すら覚える。


気が付くと写真がなくなっていた。この後の作業はフェールホースを外し、アクセルワイヤーを外してめでたくキャブが外れる。 ここから何をしたかというと、ジェット類の緩みは無いか、ダイヤフラム(ゴム)の入り方は正常かといったところを確認し、元に戻した。 このとき、シートのベルトのナットに違和感があり左右のナット付近を確認してみると、ワッシャーの入っている位置が違う。 左側はショック、ワッシャー、ベルト、ナットの順だが右側はワッシャー、ショック、ベルト、ナットの順であった。 場所的に順番はあまり関係ないと思うが、左側が正解として組み込んだ。

で、試走するが異音はなくなっていない。むしろ、大きくなっているような気がする。 やはりきちんとジェット類変更で様子を見ないといけないのか。金かけたくないな。
そうそう、ニードルクリップの位置変更が出来るかと思いニードルを外してみるが、クリップの下についている樹脂が邪魔してクリップが外れませんでした。 しかもこの樹脂には突起があって、取り付けに向きがあります。取り付けたときにニードルがぐらぐら揺れるのが正解なので気を付けましょう。

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