GN125H整備手帳

2009.5.9

キャブセッティング??

■きっかけは

キャブセッティングと言う表現は間違っているような気がしないでも無いが、納車時のキャブセッティングはもしかしたら中国本土でのセッティングかもしれな いと以前から思っていた。
自分の認識では、大陸の空気は乾燥気味なので日本のような湿度の多いところではセッティングが狂っているんじゃないかと。

GN125についてネットで調べているうちに面白い情報を見つけた。国内GN125Eのメインジェットは102.5番が入っているがチャイナ GN125Hでは110番が入っている。まとめサイトによれば、GN125Hにした時点でキャブ変更を行っているのでただ単にメインジェットの番手だけで は判断できない情報ではあるが、自分の予想ではキャブの型式は同じで口径が24から26に変更になった程度と思う。
2パイ大きくなり面積でも17%大きくなった程度でメインジェットを7.5も大きくするとは考えにくいにのでちょこっといじくってみた。
あれ?メインジェット102.5から110に変更って7%しか変わっていないのか?まあ、「数値じゃないんですよ」と、言い聞かせますか!!

■濃くしたヨ ~燃費がー!!~

まず最初にキャブセッティングの基本、燃調は濃いほうから様子を見ていくから始めが、金をかけたくない。そこで取った方法が、どこの家庭でも転がっ ているデイトナのターボフィルターをエアクリボックスの中に詰めてみた。これで全領域で濃くなるはず。
この状態でしばらくの間様子を見て、フィーリングや不具合を感じ取る。

キャブ確認~その1~から始まっているアクセルオフ時のパンパン音はひどくなる様子も無く、 走行感 覚もあまり変化が無いように思えたが、燃費が悪化していた。濃くした影響のパワーダウンから余分にアクセルを開けていたのだろう。そうそう、ジェットの変 更やフィルターの変更が直接の原因で燃費の悪化はほとんど無いことを付け加えておく。パワーの変化によるアクセルワークの変化が燃費には一番効くのだ!!

■薄くしたヨ ~いい感じ~

濃くした状態での観察は終わり状態は悪いと判断。次に薄くする。やったことは純正のフィルターを外しターボフィルターのみにしてみる。
なんすかねこのパワー感!!見違えます!!けど、アクセルオフ時のパンパン音は消えず。まあ、この状態でセッティングを煮詰めていこうと思う。

■低回転の部分の調整

パンパン音はいただけない。やはり、スロージェットを交換しなくてはいけないのか?そんなことを思いながらネット検索しているとパイロットスク リューをいじくったら、アクセルをあおってやり一番つきの良いところが良い感じというのを目にした。
パイロットスクリューというのかエアスクリューというのはミクスチャースクリューというのか正式な名称は分からないが、ここを4分の1づついじくり一番つ きの良いところを探すことにした。

締める(濃くなる)ほうに様子を見ていくと4分の3程度締めたところでアイドリングに支障をきたすようになった。アクセルに対しての反応はどれもど れであり、良いものが判断できないくパンパン音の発生確率も上がっていまった。
緩める(薄くなる)ほうに様子をみるとアクセルに対しての反応は変化無いように思えたが、パンパン音に対しては効果覿面だった。どの程度回したのか忘れた がパンパン音の出るかで無いかの境目辺りで調整終了とした。

この状態で全開?全快?走行をしてみたが焼きつく感じも無くとっても気持ちいい。面倒なのでこれでセッティングを終了する。

■まとめ

ほとんど思いつきで始めてみた事であったしジェット類の交換なしでセッティングを出すという無謀?なことであると思ったが、意外なほど効果があり再 度キャブ関係の調整の重要さを感じ取ったね。本当はVM26辺りのキャブを買ってきてセッティングでもやろうかなと思っていたのだけれど、金と手間が掛か るので却下した。わざわざキャブを載せかえるほどの車体で無いと思ったし、通勤車両というのが大前提である限りできる限り手を加えないのが基本と思ってい るからだ。

今回の調整で燃調を薄いほうにもっていったので焼きつきの可能性を上げているというのは言うまでも無い。同じようなことをやろうとするなら、焼きつ きのことを常に頭において調整してもらいたい。


2009.5.18

■後日談

ああ~~、パンパン音。やっぱり治まっていない。


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