GN125H整備手帳

2009.5.14

ハンドル周りケーブル注油

■切れたら大変

2chを読んでいると何らかのケーブルが切れた、さあ大変というのをポツリと見かけることがある。突然の出来事にパニックになる可能性もあり非常に 危険かとも思うのでたまには注油してあげよう。

ケーブル用のグリスだかオイルは売られているので几帳面な方はきちんとした物を使ってください。ちなみに自分はオーナーズマニュアルに書かれている オイルを使います。

■スロットルケーブル

アクセルといわれたりスロットルと言われたり多重人格的な場所であるが、ワイヤーが切れて困るよりケーブルが戻らなくなるほうが怖い場所である。 オーナーズマニュアルによると「Every 6000 Km or 6 months」と書かれており、6000キロか半年にエンジンオイルを付けろとい うことか。

本来ならホルダーの部 分を開けて注油するだろうが面倒なので右写真のアジャスターのところから注ぎ込む。注ぎ込むといっても2~3滴で終わらせるつもり。

ロックナットを緩めア ジャスター側のアウターケーブルを引っ張るとインナーケーブルが出てくる。このアジャスターの中にぬるぬるしたオイルを入れてやる。元に戻してアクセルを 数回ひねってやりオイルをなじませる。ここは終了。

■クラッチケーブル

クラッチケーブルが切れ場合ギアチェンジがかなり面倒になるくらいでそんなに・・・、とおもったが0発進は困るな。坂道発進もか。なんにしろギアが 痛むのは避けられないことである。ここも6000キロか半年にエンジンオイルを付けろと書かれている。

まず、このカバーを外 す。そうするとなにやらくるくる回す物体が出てくる。ハンドル側でのクラッチレバーの遊びを調整する場所である。エンジン側にもついているがハンドル側で 調整が済まない場合にエンジン側をいじくる。そんなに伸びたワイヤーを使うくらいなら好感したほうが吉ですね。

アジャストナット(場 合によってはロックナットも追加)の向きを変え、切れ込みを上に向け注油していく。注油→レバーにぎにぎ、を気が済むまでやり、元に戻して終了。くれぐれ もクラッチの遊び量に注意して戻して欲しい。

■メーターケーブル

タコメーターは動かなくなっても、動いている針を見る楽しみがなくなるだけで問題は無いが、スピードメーターは整備不良として原点対象になるので注 意。ここは「Every 12000 Km or 12 months」なので12000キロか1年には注油せよとかかれている。指定はグリスとなっている。

ここまで工具を使わず に来たがここで初めて工具を使う。ペンチを用意して欲しい。メーター下にある取り付けボルトを緩め注油していく。2本いっぺんに外すとウケを狙ってケーブ ルを取り違えたくなる衝動に駆られるので注意が必要。

グリス指定になっているが自分はかなり高粘度のオイルを使用している。入手先は会社からパクッテキタと は言えないが、スプレーグリスとかでもいいのではないかとおもう。

スピードメータのほうはタイヤにあるギアにも注油する必要があると思うが今回はパス。

■最後に

ワイヤーが切れると交換が結構面倒なのでまめに注油してリスクを減らしていったほうが良いかと思う。そんなに時間も掛からないし、エンジンオイルが 使えるところはオイル交換のときのあまりを使えばタダだしね。

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